11/03/20 (日) 03:23:36 |
☆ 開幕です ☆
昨日からロードレース世界選手権の開幕戦カタールGPが始まった。
本当なら先週F1がバーレーンで開幕していたはずだったが政情不安によって中止となったため、ようやくモータスポーツシーズンが
スタートした感じだ。
MotoGPの今シーズンは、ロッシがヤマハからドゥカティへ、ストーナーがドゥカティからホンダへという大型移籍が注目された
が、昨日のプラクティスを見ていると、オフシーズンのテストから好調が伝えられていたストーナーを含む3台のレプソル・ホンダ勢
の速さが圧倒的な印象。
一方のロッシは、かなり苦しんでいる。どうもマシンの開発が思わしくないようでタイムが出ていない。金曜のプラクティスを観てい
てもコーナーでの挙動がかなり不安定で、セッティングが出ていない様子がありありとわかる。
ロッシが抜けたヤマハは昨年のチャンピオンであるロレンゾとサテライトから移籍してきたスピーズという体制だが、ホンダにはわず
かに及ばないもののサテライトチームも含めて安定したスピードを見せている。
そしてMotoGP2年目となる青山だが、テストでは昨年よりも手応えを感じているようだったので期待が持てる。
そんな中行われた今日の予選。ポールポジション争いは、やはりレプソル・ホンダの2台、ストーナーとペドロサが異次元のスピード
で競り合うことになった。先に1分54秒台に入れたのはストーナー。しかしペドロサが上回る。またストーナーが抜く…。
お互いがアタックする度に前に出るという熾烈な戦いになった。残り10分で、トップがストーナー、2位ににペドロサ。3、4位に
はロレンゾ、スピーズがつけるが、55秒を切れない。青山は7位。ロッシはなんと11位…。
そして各車がラストアタックへと入っていた。
まずストーナーがタイムを更新。ペドロサも自己ベストを上回るが、ストーナーには届かない。ロレンゾは54秒台に入れたものの、
3位のまま。4位には青山のチームメートであるシモンチェリが飛び込んできた。スピーズは5位。ロッシはタイムを上げるものの9
位どまり。それでもドゥカティ勢のトップだ。青山はタイムを更新できず、ずるずると順位を下げて12位となった。
ちょっと…だいぶ気が早いが、今年はストーナーがチャンピオンかなぁ。そう思わせるくらい速い。今年のホンダは良いマシンを仕上
げてきたなぁと思う。シーズンが進めばヤマハ勢も追いついてくると思うし、そうであって欲しい。そうじゃないと独走のシーズンに
なってしまう。
ドゥカティは、時間がかかりそうだ。ストーナーとロッシのタイム差は、1秒5もある。これは厳しいなぁ。
青山は…どうした? 最後にセッティングをいじって裏目に出たのだろうか?
シモンチェリが4位に入っているから、サテライトチームとはいえ、マシンにはそれなりのスピードがあるはず。決勝で巻き返しても
らいたい。
大震災によって、4月24日に予定されていた日本GPは10月2日に延期となった。
今回のカタールでは、各マシンに日本への応援メッセージが書かれている。
日本GPが開催される頃には、今回の被害を受けたファンの人達も心からレースを楽しめるくらい復興していて欲しいと思う。